2024.12.06
インプラント手術当日の流れとポイント
愛知県津島市の歯医者 たかしま歯科
歯科医師 院長の高嶋俊裕です。
インプラント手術は、多くの方が持つ「痛み」や「不安」に対する印象を大きく変える治療方法の一つです。この記事では、インプラント手術当日の流れや準備について詳しくご説明し、安心して手術を受けていただくためのポイントをご紹介します。
目次
- インプラント治療とは
- 手術当日の準備と注意事項
- インプラント手術当日の流れ
- 手術後のケアと注意点
- まとめ
1. インプラント治療とは
インプラント治療とは、歯を失った部分に人工の歯根(インプラント体)を埋め込み、その上にセラミッククラウンを装着することで、自然な見た目と機能を取り戻す治療法です。義歯やブリッジとは異なり、インプラントはあごの骨と結合するため、しっかりとした安定感があり、自然な噛み心地を提供します。また、周囲の歯に影響を与えないため、長期間にわたる健康な口腔状態を保つことが可能です。
本格的なインプラント治療前には、詳細な検査やカウンセリングが行われ、治療計画が立てられます。そのため、手術当日には安心して手術を受けることができるというメリットがあります。
2. 手術当日の準備と注意事項
インプラント手術当日は、しっかりとした準備が欠かせません。まず、手術を受けるために服装は楽なものを選び、寒さや暑さに対応できるような調整がしやすいものを選びましょう。また、食事は必ず軽く済ませてください。特に全身麻酔を使用する場合は、手術の数時間前から何も口にしないように指示されることがありますので、担当医の指示に従ってください。
さらに、手術後の帰宅手段も確認しておきましょう。麻酔の影響で運転ができない可能性があるため、公共交通機関や付き添いの方と一緒に帰宅することをお勧めします。また、医師から提供される術後の注意事項や必要な薬などについても事前に確認しておくと安心です。
3. インプラント手術当日の流れ
手術の開始と麻酔
手術は、基本的には局所麻酔で行われることが多いです。麻酔は十分に効かせてから手術を開始するため、痛みの心配はほとんどありません。手術開始前に、医師やスタッフと再度確認を行い、安心して手術に臨むことができます。
手術の実施
インプラント手術は通常1~2時間で完了します。まず、歯肉を切開し、その下の骨にインプラント体を埋め込みます。この作業が終わると歯肉を縫合し、インプラント体をしっかりと骨に固定します。手術中は麻酔が効いているため、痛みを感じることはありませんが、音や振動を感じることがあります。
回復室での休憩
手術が終わったら、回復室でしばらく休憩を取ります。麻酔が完全に切れるまでの間、出血や腫れの程度を確認し、安全に帰宅できる状態かどうかをチェックします。
4. 手術後のケアと注意点
インプラント手術後は、多少の腫れや痛みが続くことがあります。通常は痛み止めの薬や抗生物質が処方されるため、処方通りに服用してください。腫れや痛みは数日で軽減することが一般的ですが、異常を感じた場合はすぐに医師に連絡するようにしましょう。
また、手術後は数日間、口腔内を清潔に保つことが重要です。食事は柔らかいものや冷たいものを選び、術部に過度な刺激を与えないよう心がけましょう。
まとめ
インプラント手術当日の流れや注意点について詳しくご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。手術を控えた方には不安もあるかと思いますが、適切な準備とケアにより、安心して治療に臨むことができます。インプラントは失われた歯の機能と美しさを取り戻す効果的な治療法ですので、気になる点がある場合はぜひ担当の歯科医師に相談し、納得した上で手術に臨んでください。